賢者によって完成した“極上の酒・ビーチハッピ〜”を抱え悪の魔女が住むという“時の塔”へと進むハマヨシちゃんとケースケ鳥でした。

「もう少しで着くで。
ここは町の人には時の塔と呼ばれて恐れられてるんや。噂っちゅうもんは怖くてかなわん。
本当に怖いのは人の方や・・・」

噂といっても、ハマヨシちゃんが見たものは、時がとまり、闇につつまれてしまった真っ黒い塔でした。
だけども、暗闇から漂ってくるものは、気味の悪さや邪悪なる気ではなく、とてつもなく悲しくなるようなそんな心の中に沁みてくる闇でした。

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