「なるほど。そういうことなら、今おぬしが持っている“にじ色のブドウ”・・・それが材料として使えるかもしれん。」

「え・・・
でも、これはお供え物だし・・・」

「かまわん・・・持って行きなさい。
後はおぬしらにまかせよう。
ワシは、この噴火をおさえることに全力を尽くそう・・・」

・・・この言葉を最後に、神様の声は聞こえなくなりました。
同時に、激しかった噴火が嘘のようにおさまっていました。

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