ハマヨシちゃんの心の中でジャジャジャジャーン♪と運命のメロディが流れた気がしました。

「探すのお手伝いさせて!手掛りとかはないの?」

「いえ・・・。ただ、この国の秘宝、
真実の鏡に尋ねれば何か分かるかもしれないのですが・・・」

「真実の鏡・・・?どっかで聞いたことあるわね・・・。でも、なら話は早いじゃない!どこにあるの?」

「それが・・・あの山にある洞窟なのですが、あそこは妖精返しの魔法がかけられているのです。
お守りをもった大賢者様しか入れず、私たち他の妖精は足を踏み入れることができないのです」

うなだれる妖精達にハマヨシちゃんは「ニッ」と笑って言いました。

「私は妖精じゃないから
大丈夫!……たぶんね」

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