2005年3月13日
「ONE PIECE」 イベントレポート・スペースワールド編

原文:さやかさん
アレンジ・添削:婀梨子(ありす)さん

午後13:53分、婀梨子さんの運転で北九州市・スペースワールドに到着。
福岡市・博多から、約1時間半(休憩含む)のドライブでした。

移動中に雪がちらついてましたがスペースワールドは降ってませんでした。
しかし、異様に寒かったです。

ここでは、一昨年のお茶会に来たことのある、北九州のさゆりさんと合流。
彼女が最前列の席をキレイに抑えてくれてました。聞いたところ、なんと12時半頃から座ってるとのこと。
自由席なので一番真弓さんに近いところに座りたかったそうです(笑)
しかし、最前列とはいえ、ステージから約2・5〜3m離れてました(汗)

会場は、スペースワールドに入場して右手にある「ビッグバンプラザ」
ここにはキチンとしたステージがあり、ワンピースに出てくる等身大のキャラクターのパネルがズラリと並んでいました。
ワンピースイベントのメイン会場というだけに明らかに博多より力が入ってると言う感じでした。

ショーの時間が近づくにつれ、私達もわくわくしていました。
「さっきと同じ司会者の人かな?」
「ルフィとチョッパー私達を見たら“また来てるよこの人達”って思うかな?」
なんて話してました。

午後14時30分。映画のテーマソングが流れてきて、博多のイベントと同じ司会者登場!
私達は声を殺して大爆笑!やっぱり同じ人!内容をわかってる人じゃないとコロコロ司会者なんて変えられないのです。

そして博多同様
「『ONE PIECE』麦わら海賊団船長、モンキー・D・ルフィ役、声優、田中真弓さんです。どうぞ!」
の声と共に、今度はジャンパーを着た姿の田中真弓さんとルフィ・チョッパーが登場しました。
博多にくらべ、明らかに会場が広いので、大きな拍手が沸きあがりました。

真弓さんは、
「いやー、寒いですね。晴れているのに、雪が舞う。すてきな冬島って感じ。」
そして、決め台詞、
「海賊王に、俺はなる!」
チョッパーにも挨拶を促すのですが
「チョッパー今日は無口です」と真弓さんは言ってました。
これは博多でもやってました。

そしてお決まりのルフィとの掛け合い。
『ゴムゴムの、ピストル〜!!!・・・・あれ?今日は出ません。皆さんに当たると危ないので』

ここまでは良かったんですが、「子供の夢破れた瞬間」という表現に場内は爆笑!
そう、子供はアニメを信じるものです。
私も信じてました。

(※余談ですが、子供の頃ベランダでパーマンを待ってたことがあります・・・(恥))

そして、真弓さんは子供達に対して、「ものまねのおばちゃんだと思ってね」というのです。
そして、ルフィの声を出した後、子供達に対して「似てる?似てる?」と笑いながら聞いてました。
本当に子供がお好きなんだなあと思いました。

まず最初に始まったお話は、やはり今回の映画のことでした。
見たことがない人はわくわくするように、見たことがある人は「あ〜なるほど!」と思えるように、言葉を選んでお話されてました。


司会者が
「舞台となっている『お祭り島』とは、一体どんな所なんですか。』
真弓さん
「タイトルの通り、『お祭り島』、お祭りにある、金魚すくいや輪投げなど、楽しい場所に行くわけですよ。当初は楽しい場所だと思うのですが、試練が待ち受けているんですよ。『仲間の絆』をテーマにしているので、我々もかなり泣けました。麦わら海賊団の『仲間の絆』に重点が置かれているので、泣けた。特に、船員がルフィを呼ぶ場面が それと私の台詞で好きだったのが、『ちょびひげっ!』。反応が鈍いですが、これは、とてもいい挨拶です。本当に感動的なご挨拶です。映画を観たら、人と会ったら、思わずやりたくなる挨拶です。失うものは何も無いと言うことで、やってみましょう。せーの、『ちょびひげっ!』」
と、観客にさせる真弓さん。乗せられて私たちもやりましたが、真弓さんは、見渡して、
「結構、皆さんやってますね。皆さんも失うものは何も無いと言うことで。」
【会場爆笑】

この後、ルフィ君とチョッパーにも振る真弓さん。
そして、テレビアニメのお話。
「何年やっても、アテレコ下手な私をね。老眼になりつつあるので、手元の台本がよく見えない。みんなが教えてくれる。時々、中井君が背中を押してくれるけど、私が倒れるくらい強く押すんですよ。」

司会者の「楽しい御話を。」
ここで、チョッパーたちのちょび髭
「平田君は、当てるのが私同様うまくない。アドリブって言って台本には無い台詞を入れるときに、表情が変わる場面で、アドリブを入れるんですね。入れようと思って、出てくるんですが、いつもタイミングを逃して、マイクの前に立って、何も言わずに帰ってくると言う。例えば全員揃って、『ONE PIECE』と言うところで、出遅れる方もあるんですが、それが平田君なんですが、普通はNGにならないように、一度で済むように、例えば『ONE』でとちったら、普通は『PIECE』だけ言うんですよ。あの男は、おもしろいことに、とちっといて、『あ、しまった』と思って、『ONE PIECE PIECE』となるんです。とちったくせに、『PIECE』のところに『ONE』って言ってるから、『ONE ONE PIECE』となるんです。」
この話を受けて司会者が
「自然のエコーになるんですね。」

そしてなぜかマイクに入る音の話で「お○ら」の話になってました。
アレは意外とマイクに入らない音だそうです。お腹のグ〜は入るらしいです。
一昨年の婀梨子さんのドームイベントのパクりではないのですが、この「お○ら」の話は詳しく書くと真弓さん始めワンピースの声優陣のイメージが壊れるといけないのでやめときます(笑)

ただ、私達はガマンができませんでした。
肩を震わせ、声を殺して笑っていると司会者のお姉さんが
「あ・・・この話で最前列のお客様が笑ってくださってますよ〜(笑)」
そしてにっこりと私達を見て会釈をした真弓さん(((爆)))
ただ、この話を受けて司会者が
「素晴らしい、プロの技なんですね。」
といったのには、笑えました。

その後、質問コーナーに突入!
掲示板に書かれている、「こぐま」さんの娘さん(だと思います)が始めに当たりました。
質問内容はというと
「声優のお仕事って、どれくらい“儲かる”んですか?」というものでした。
場内爆笑・真弓さんボーゼン。

すかさず真弓さん、「夢のない質問をありがとう!!(笑)」と言い、さらにみんな大爆笑!
でも、声優を目指す人たちからすれば気になる質問に違いありません。

とはいえ、多分会場が笑ったのは質問内容そのものよりも、質問の瞬間にルフィがバタッと両手をついて落ち込んでしまった動作(アドリブ)でしょう。
正直「うまい!」と思いました(笑)

真弓さんの回答は
「俳優とかにくらべれば、安いですよね?
でも、一つ当たりが来ると大きいです。『ONE PIECE』は当たりでした。
『ONE PIECE』と言ういい作品に出会えて、今、私は、50の狂い咲きと言われておりますが【会場笑】いい目を見せていただいております!
しかし私達(声優)は、視聴率が高いの低いの関係なく、一生懸命やります!」
というものでした。

次の質問は、前の方に座っていた男の子で、
「好きな人は、誰ですか。」
緊張していたようですね。真弓さんも、最初は質問の意味を図りかねているご様子で、詳しくたずねなおしていました。
『ONE PIECE』のキャラクターでと言うことでしたので、ここで、すかさずアピールするチョッパー。真弓さんは、
「仲間は、みんな好きだよぉ」
とチョッパーに。
「バギー船長や、フォクシーのように憎めない敵キャラが好きです。フォクシーはいい奴だ。」

次の質問は「ダッシュ勝平のきめ台詞をお願いします」というものでした。

「バスケットのアニメで、シュートするときの決め台詞をやりますね。
『秘技、あかねシュート あ、よいしょ』。ボールをゴールに入れるとき、『あ、よいしょ』と入れるんでね。』
と言いながら、ボールをゴールにすっと入れるしぐさをする真弓さん。
「ランニングが、ずるっと落ちてとってもかわいいキャラクターだったんですよ。」
リクエストに応えた真弓さん、大拍手喝采でした。

後ろでは常にルフィとチョッパーが会場にあわせたカワイイ動きを見せてくれますが、こりんごちゃんの観察によると、チョッパーは博多に居たときより元気だったということです。
広くなったからでは?という解釈でとってますが(笑)
婀梨子さんは、ルフィとチョッパーには目をあわせないようにしてたそうです。
「また来てる」と思われるのが恥かしかったとのこと。
今思えば私も無意識に目をそらしていたように思います(^^;
(博多駅〜スペースワールド=72km)

博多に比べて、スペースワールドでの質問は、ワンピースからそれたものが多かったです。

さて、ここでも○×クイズが始まりました。
その途端、ルフィが舞台袖に引っ込んで行きました。
そして、景品を載せた台を運んできたではありませんか。
博多と違い下敷きだけじゃなく、サイン入り映画のポスターがありました!(縦約1m弱)
全員起立。やり方は博多と一緒で○ならこぶしを、×ならチョキを出すやり方。
なんとしても真弓さんのサインが欲しい私達。博多と同じクイズなら当たるはず!
しかし。。。。考えておられたのですねきっと。まっっったく違う問題ばっかりでした。

クイズは以下のとおりでした。

第一問、「ニコ・ロビンは、わずか八歳で7900万ベリーの賞金首となった」
答えは、○
第二問、「麦わら海賊団船医、トニートニー・チョッパーは、12月24日生まれである。」
答えは、○。この問題で、半数が脱落。
第三問は真弓さんからのご出題、「サンジには弟がいて、名前は、ヨンジである。」
答えは、×。
第四問、「麦わら海賊団の中で、一番背が高いのは、177cmのサンジである。」
答えは、×。
第五問、「『ONE PIECE』の原作者、尾田栄一郎先生の血液型は、O型である」
答えは×。

ここで、こりんごちゃんと席をとってくれたさゆりさんが脱落。
こんなこと書いたら殺されそうですが(汗)私(さやか)はワンピースは殆ど観たことがなく、キャラの名前もルフィとチョッパーしか知りません
【田中真弓さん、ごめんなさい!】
クイズは殆ど婀梨子さんに頼ってました。
今更ながら感謝いたします。

この時点で残った人はステージの前に出て、生き残りをかけてクイズに参加。
ステージ前は、横からの風でとても寒く、私と婀梨子さんはガタガタ震えだしました。
ふと上を見ると、サービス精神旺盛な田中真弓さん。
写メやデジカメに向かって、喋りながらポーズをとってました。
そしてなぜかカメラを持ってない私と婀梨子さんに向かってもポーズをとってくれました。
多分はずみでしょう・・・・脳裏に焼き付けておきます(笑)

第六問「モックタウンで、ベラミー一味が貸切、アジトとしていたホテルの名前は、トロピカルホテルである。」
答えは、○。
第七問は真弓さんからご出題「サンジが口にくわえているものは、タバコですが、タバコに含まれているのは、イッコチン、ニコチン、サンコチンとありますが、そのうちのイッコチンである。」
答えは、×。この問題は、子供さんには難しい問題だった様です。
第八問、「ウソップの父親、ヤソップが所属している海賊団は、白ひげ海賊団である」
答えは、×。
第九問、「ゾロは三刀流ですが、持っている刀は、和道一文字、雪走、そして、もう一本は、初代鬼徹である。」
答えは、×。
第十問、「海に浮かぶレストラン、バラティエの船首部分は、『さば頭一号』という兵器となっている」
答えは○。
第十一問、「ウソップが、ローグタウンで購入したゴーグルは、イーストブルーの最新モデルである。」
答えは、×。

結果、勝ち残りました。私達を含め、11名以上は居たと思います。
商品を受け取っている間、真弓さんは、
「皆さん暇でしょう?」といいながら、会場に向かって話し掛けていました。
本当に優しいお方です。

私はポスターをゲットしたものの、家に貼るトコがないので、こりんごちゃんにプレゼント。

その時、もう時間だったらしく、「せっかくだから最後の質問を」ということだったので、すかさずこりんごちゃんが『はいっっっ!』と元気に手を挙げました。
そして当たったこりんごちゃん。

田中真弓さん:『・・・最後の質問よ?』
こりんごちゃん:『はい!』
田中真弓さん:『大人として、いい質問できるか。』
こりんごちゃん:『(笑)はい!』
田中真弓さん:『(力をこめた表情で)分別のある大人としていい質問をするんだぞ!!!』【会場大爆笑】
こりんごちゃん:『(笑)はいっ!大丈夫です!!』
(※こんなやりとりだったと思います。)

司会者:「はい!じゃあおねがいしま〜す!」

マイクを向けられたこりんごちゃんは大きな声で言いました。

こりんごちゃん:『田中真弓さん、九州は好きですか〜!?』
田中真弓さん:『(すかさず)大好きです!』

これまでで一番大きな拍手が沸きました。

最後に話してくれた、真弓さんの福岡に関する話は以下のものでした。

・一昨年のイベントで福岡ドーム横のホテル・シーホークに泊まった。
・上から見ると船の形のホテルで、従業員が海賊の格好をしていたこと。
・部屋に案内してくれた海賊の格好のボーイさんのことを、「いい男の青年」と表現してました。
・「いい男の青年」のボーイさんに、服装を「素敵ね」と言ったら「海賊なんです!」と言われたこと。
・「おばちゃんも、海賊なのよ♪」というと、頭のおかしい人と勘違いされたのか、さっさと部屋を出ていかれたこと。

最後に真弓さんは私達にむかって
「あれは。。。別にワンピースが好きなホテルってわけじゃないのよね?」

会場のみんなで首を横にふり、手を使って「違います」のジェスチャー(笑)

あれは、博多湾に出航する船をイメージしたホテルなんです。
和やかな感じでイベントは終わりました。
田中真弓さんはルフィとチョッパーの間に立ち、そのまま手をつないで退場されました。
去り際の台詞は
「風邪ひくなよ〜〜〜!!!」でした(笑)

最後に福岡の人の前で福岡の思い出話で終わってくれた田中真弓さん。
また新たにファンを増やしたに違いありません。

長々としたレポートですみませんが、こんな感じでした。

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